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- 作者: 有吉京子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: コミック
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Do Da Dancin'! 5 ヴェネチア国際編 (オフィスユーコミックス)
- 作者: 槇村さとる
- 出版社/メーカー: 集英社クリエイティブ
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: コミック
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バレエマンガです。バレエマンガはいかにも少女マンガらしい荒唐無稽さと美しさに満ちていて元気になるから好きです。今日びの10代が読む少女マンガ雑誌ではほとんど見なくなりましたが、昔はそのわかりやすさと華やかさで定番の愛される題材だった訳ですが、かつてのバレエマンガと言えば
・才能を見いだされる
・導きに応えて踊る→喝采の繰り返し
・ライバルに認められる
・嫉妬される 耐える
・憧れの人に認められる
・そうこうしているうちに世界へ
とまあ一見平凡だけど才能ある主人公が受け身ーーに花開いて行くものだったのです。それらを通ってきた身としては、この二作品は当時現役だった人たちがそれを取り返すかのように「自分は何をしたいのか」「自分は何をすべきなのか」「自分は何を見ているのか」と精神的な自立を訴えて来る所が興味深いなと思いました。まいあは主人公が若いので「自分で自分を見出す」ことで大人になる事を、ドゥダダンシンは主人公がブランクを経ているので年齢は大人なので「自らと外の世界を受け入れて行くこと」で女性として成長する事を主題にしていて、へーとか思いました。なんというか、それが正しいとかどうかじゃなくて、平和すぎて脅迫的なまでに人の和を求められる時代から迷いが生まれていて、そこからの精神的な自立とかが救いとされる時代なのかなーとか思いましたが、そんな変化がある中出て来る脇の男の子たちは相も変わらず素敵な王子様で景気がよかった(笑)ウォンかわいいよウォン。