私はお話を読んだり絵を見たりするのはガソリンとか水を補給するようなもので摂らないと心が動かなくなるので(ちなみにこれとリアル対人とで起こる感情とは全く別の次元の話です。他の人は知らないがワタシには必要)すぐ摂れてすぐ消化できる燃費のいいライトノベルとかBLとかはとてもありがたいものです。文学とかは面白いのですが、読むのも消化するのも時間がかかって、ものすごくお腹(心)がすいてるのにナカナカ身体に取り込めないのでとてもフラストレーションがたまります。読み切ればすごく滋養にも栄養にもなるんですけどね。なかなかどうも。


だから、どちらにも振り分けがたい所謂「越境」と呼ばれる、軽すぎず、重すぎず、中途半端と揶揄されながらも両方の使命を探っているお話が大好きです。萌えで人をつっといて裏切って現実ヅラしてるようなやっすいものじゃなくて、燃費の良さが手軽く読ませるためでなく伝えるために、消化しやすさが現実と共に生きて行く勇気を与えようとするやさしさのためにあるものが好きです。もちろんそんなものばかりじゃないっつーか正直どうでもいいものの方が断然多いですが、そんな中いつも何かを探っているものがほんとうにあって、めぐりあうとまずこの心映えにであえてよかったなあとか思います。