なんか世の中がドラクエで盛り上がってるのでドラクエの話をする。ちなみに私のドラクエ体験は全てファミコンです。スーパーですらありません。あしからず。


□わくわくしたドラクエ
4でさーアリーナが闘技場にひとりで出ることになりますやん?控え室で小さかった音楽が、扉を開けて出て行くと歓声とともにでかくなるのがとてもわくわくした。あれのおかげでいまだに中央競馬のファンファーレ聴くたびにわくわくする。単純。


□びっくりしたドラクエ
3でさーロマリアでしたっけ、王様と入れ替わる奴。誰も彼もが王様として当たり前のように扱ってきて、え?とか思ってる時に囚人にぼそっと「おうさま、あんたはあまいよ」と言われてちびった。今ならなんかしら道があるだろーとは思うが、当時はやたらさみしいところにいる囚人だけに言われたのが妙に説得力があって(今思えばドラクエって社会とアウトローっていうのが結構当たり前にあったな)あれ、やり直し!?とか思った。


□今思うとなドラクエ
3でさー黄金の腕輪ってありましたやん?すばやくなるかわりに敵をムチャクチャひきよせるやつ。あれなんでか武道家に装備させて、おおさすがにすばやいとか言って悦に入ってましてん。…当時の私のコドモ脳を察するに「いいところをのばすべきだ!」とか考えてたんじゃ…ないかな…。ははは…。そんであれがあるイシスの砂漠のあたりって緑色のカニがいましたやん。防御力が高いけど攻撃魔法とルカニルカナンかければ一発のあいつ。なんか…武道家入れるために魔法使い入れてなかったような気が…。理由は多分男がじじいなのと女の方がいまいち可愛くなかったから…だったような…。そこへ来て、私勇者ってほぼ魔法使うもんじゃないと思い込んでたのだな。強いし。ホイミは僧侶が使うものだし、ギラで勇者の乏しいMP使うくらいならいざという時のホイミの予備に位にしか考えておらず、ルカニを覚えているのに気づいてなかったのだな。……黄金の腕輪に引き寄せられたカニ対峙する肉弾チーム。割合非力な武道家が全く無駄な特攻をかけ、一方的に攻撃され続けるため後手後手にならざるをえないホイミを僧侶がかけ続け、満遍なく攻撃されたあと勇者がないよりましな攻撃をして、牛のよーにのんびりと最後に一番力がある戦士が攻撃して…という死のスパイラルにまーーーはまって死にまくった。今、今思えば魔法使いを酒場で作ってつれてきて、最低限ギラを覚えさせて腕輪装備させれば一発でおしまいとか、せめて僧侶に腕輪を装備して回復&特殊魔法をかけさせて、役に立たない武道家は薬草で回復を、とかすぐ思い至るのだが、当時の純粋という名の馬鹿だった私は「逃げるしかない!」と思い立ち、逃げたねー…。あの広い砂漠を…。逃げながら思ったねー…。「ドラクエってむずかしいなあ」と…。バーカバーカ。で、逃げ込んだのがピラミッド。あの防御力はそうでもないが打たれ強くてHPはやたら高いめんどくさいアンデッドがいっぱいいるピラミッド。「おお!攻撃があたる!」と魔法で焼けば格段に楽なこととホイミも攻撃になる(なったよね?)ことも知らず血で血を洗う泥沼の戦いをし続け、「ボタン」を壁の押すボタンでなく服のボタンだと思い込み床をくまなく探し愚直にさまよい続け(当然だがまた死んだ)「…もしかしてこの腕輪が敵を引き寄せてるのでは?」と気づいたのが全てが終わってピラミッドを出てイシスに戻る(このときルーラって使えたっけ…多分そのMPもなかったのか…)道すがらであった…。なつかしいなあ…。ハハハ…。
私がイースやってるのを見てた弟が「…ボスがよけた所に剣を振りながら投げてくる弾に当たりに行ってるようにしか見えない」と静かに言ったことがあるが、ゲームのセンスのなさに関しては本当に枚挙に暇がない。でもその分他人様より倍楽しんでたような気がする。(負け惜しみかよ)


□ドラマCDなドラクエ
けっこー前ドラクエドラマCDになったましたやん?ジャケットがいのまたむつみで、ブックレットになってて、石坂浩二がナレーションやってたやつ。仕事場の人がアレを買い集めてて聞いていたのだが、DQ5のドラマがまあすごくて、ゲームだとそう感じないのかもしれないが、主人公の人生って大概散々ですやん。わたしはやったことないのですが、孤独だわ妻子とは引き裂かれるわすれ違うわ奴隷として売られるわまーーー大変。覚えてないが父親ともろくなことになってないよね?ゲームは主人公にそんなに個性はないが、堀川亮演じる情感漂う名前つきのキャラクターになるとあまりにも切なくて、どーゆーゲームやねんとか思って聞いていたのだが、それらが報われるであろう最終巻がまさかの品切れ。えええええええ。本屋(つーか本屋が問い合わせたエニックス)に言われた買い集めていた人涙目。その当時はヤフオクとか今ほど気軽なものでなくて泣く泣く諦めていたのだが、私といえばその悲惨なストーリー三分の二くらいを知ってしまい、その後リバイバルしまくったDQ5をやる気にもなれずもやもやとした気持ちだけが残ったのだった。とほほ。

ドラマCDで思い出したのだが、DQ3のがナカナカすごかった。暴走が。私はとまとあきのバカヤローと叫んだ。多分出した当時絶対怒られたんじゃないだろーか。聞いたことない人は機会があれば一聴をお勧めする。DQ3の思い出を粉砕されること請け合い。キーワードはカンダタ