小説でも漫画でも絵でも映像でも、表現するというのは究極「私はこの程度の事を美しいと信じているのですよ」ということをさらすことだと思う。ウン万人に支持される作品を作ったとしても、世界に一人でも一ミリでも美意識の高い人間がいたら失笑を買うだけの事で、それはそれはキリのないことなんだけど、誰にも嫌われない、絶対恥をかかずにすむようにコントロールされて生まれたものは、誰も気まずい気持ちにならない代わりに、もう失笑する価値すらもないのだ。と思う。