放課後の魔術師

とてもとても好きです。何が好きってヒロインの遥さんの、コキーンと打ったらカキーンと返ってくるハッキリした考え方をしながら、ものの判断を善悪とかでなく、自分と相手のためにする優しさというほどのものでない基準をもってしていて、それを心に秘したりしている所です。ひじょーにワタシのお好みです。ニヨニヨ。
反して安芸君は「なんで17歳にしたんだ??」ってくらい若々しさのない子で、先生として現れるのもあいまって「20代後半だったらしっくりいったし好みだったのに」とか思ったり思わなかったりしましたが、まあ色々事情があるみたいだしこれから語られるのかな?う、でもホントに大人として現れて「違う境界」から歩み寄る話だったら好みさ倍増だったな…。いやこれからこれから。人形然としながら遥さんと安芸君の間のことだけ妙に人くささを見せる香音さんがいい味を出していた。
「蒼」と「鴉」の魔術師が人類の何やかやを賭けて戦うというシンプルな骨組みも、論理魔術の立ち上げ方も、人間の配置も、マンガっぽさを残した端整さがあってよかったです。続きっていうか色々と真反対の二人の関係がどうなるのか楽しみじゃよー。ニヨニヨー。