らじかるエレメンツ
- 作者: 白鳥士郎,カトウハルアキ
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: 文庫
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皆勝手でマイペースなんだが芯の部分はえらく純でまっすぐでかわいかった。羽卵が分かりやすすぎて悶絶した…。はうああ。「アレを足せコレを足せ」と言われたんだろうなあーというヨタヨタ感はありましたが、いかにも五畳の文化部の部室な、何でこんなものがここに?っていう雑多さが居心地がいい感じの文章にかえっていい味を添えていたよーな。殴ったり蹴ったり罵倒したりしつつ青春って未完成で理由がないことよねって感じに満ちてて甘酸っぱいぜ。終始ふざけてたりネタばかりだったりする中、ちらっと見える鉄太郎の良さとか、それを知ってる人たちの目とか、なんともかみあわない微笑ましさとか、きゅーとなりました。もー鉄太郎「ティーガーは羽卵に甘すぎる」とか言ってるんだけど、自分にもベロベロに甘いこと全然気付いてないのねん。愛しいヤツ(笑)
あとカトウハルアキの絵が合いすぎだ! 合いすぎてカトウハルアキの作品みたいだ!(エー)
しかしいかにも「フジヤーマ・ハラキリー・ゲイシャー」って感じの腐女子表現がすさまじかった(笑)渥美半島に劣情を催すのってそれ腐女子じゃないから! 変質者だから! 凛さんキャラの作り方間違えてる!! 唯一そうだなと思ったのは「こいつにかかれば三途の川でも一瞬でホモの楽園と化す」ってやつ。それはある(笑)