森口織人の陰陽道

森口織人の陰陽道 (電撃文庫)

森口織人の陰陽道 (電撃文庫)

何かというとついついえっちな妄想をしてしまう素直で可憐な泣き虫ムッツリ美少女陰陽師初雪さんと、その妄想をなんでか受信してしまう森口君が仲良くなったり誤解したりしつつもののけを調服よ! とかいういかにもぉーなことをひねくれずに直球でやってて楽しいお話でした。なんか女子高生のエロ妄想の割にはマニアックというか「昔の深夜ラジオで『掃除機を組み立てる』さまをワザワザえっちな言葉と声で実況するみたいなのあったな〜」的な感じなのが気になりましたが(笑)「陰陽師」と「エロ妄想」と「霊力」の関係がいくらなんでもとか思いましたが(笑笑)まあ最終的に仲良しになるためだからいいんじゃないでしょうか。
あと森口君の通う学校の設定が無駄に凝っててよいな。なんかお話の背景で終わらせるのがもったいない感じだ。皆無駄に仲良しで良い。UNOやってるさまとかなつかしいな〜〜「結構無敗」っていい称号だな(笑)なんか「ハウスルール」(ローカルルール)攻略で転校生の森口君がクラスで一目置かれる感じになったのがおもしろかった。
あと地の文の語り口が「〜なのでございます」とか「〜するのです」調でなんか大河ドラマ思い出した。武田信玄とか。「こよいはこれまでにしとうございます」ってやつ。ガハッ!! 古!! でも流行ったよね当時。