月と花火と約束と School Heart's

School Heart's 月と花火と約束と (一迅社文庫)

4人の作家による萌えドラCD「School Heart's」のノベライズアンソロジー。なんだそーです。

五人の少女が織りなす、真夏の恋の前哨戦。
幼なじみに天然ドジッ娘、しっかり者のお姉ちゃんと委員長、ボクッ娘に無口なロリ
多彩な恋のかたちがここにある!（帯より）

…普段なら死んだって手を出しませんが（好きな人のものだし）伏見つかささんが天然幼なじみものを書いてるという訳で「こりゃチェックせにゃなるまいよ」と思って買って来ましたよ…。80ページのために…。
しかしなんというか主人公の少年が目覚めると部屋の床に寝てたヒロインとか、ドジっぷりとか、鈍感ぶりとか、ヘンな…もとい特殊な喋り方とか、アイテムとか（鈴…）ついでに言うと「俺の妹がこんなに〜」でも思ったのだがワタシ一人称主人公に「見てろよ〜。ほら、やっぱりだろ!?」的に寄ってこられるのとか大嫌いでイライラするのに、書く人が書くと全く気にならないんだなあ〜。いやホントにこういうの愛してる人から見たら鼻につく表現とかあるのじゃないかと思うんだが（いい子ぶって清潔にしやがって的な〜）読みやすかった…。素直にこのこっぱずかしいおさななじみカポーに穂奈美さんとともに転げ回った…。地にひれ伏したよ…。80Pバカッポー炸裂。こんな話を気持ちとか伏線とか段階とか丁寧にくみ上げてちゃんと仕上げるんじゃない（笑）あと諸々が気にならなかった理由として主人公がバカなんだけどギリギリでいいヤツだからだと思われる。愛すべき阿呆というか。怒る理由が男の子っぽくて好きよ。やっぱり主人公好きになれなきゃ物語は始まらんな!

他のは…まあいずれ…設定見てるだけでもハードルは山より高いけど……。
しかしイタルさんとやらの絵って、なんというか見てて飽きませんね…。さりげなく細かい所が10次元。時空を飛び越えてる。服の模様とかが異様にちゃんとしてる分あら? ってなるな…。いいけど。