我が夢に沈め楽園(上)(下)

我が夢に沈め楽園〈下〉―魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫)

うおーえげつない話じゃったのうー。今まで教会だの牙の塔だのドラゴン信仰だの組織だった人たちが相手だったけど今回はめずらしく個人的な事情が相手だったから生々しさ増量ーワー。あーそういえばオーフェンに対して魔術だの魔法だのレキの力だの派手に無尽蔵な力があるわりにズルいーと思った事なかったのは「組織」の話だったからなんだな…。ワタシがこの世のキャラクターで一番ムチャだと思うチャイルドマンにせよ次点の（笑）アザリーにせよ「こいつさえいなけりゃ何も起こらなかった」ということがないというか、罪（オチ）を個人にかぶせて終わり! ってことがあんまりなかったような。だから最後の方はスゲー「えっ?」とか思った。だからつまらないことはもちろんないんですけど。何か新鮮だった。これが東部の香りってやつかしら?（バカな）

なんつーかこう「パートナー」の話はすげえ不意打ちと言うかモエ転がりましたハワワワ…。つーかなんでそんな話をそんな何でもない所で突然し始めるんだよオーフェン!!! 心臓に悪いじゃないかァァ!! フオオオオ…!!
あとがきでオーフェンの娘の話が出た時、なんとなく母親はクリーオウでもコギーでもないんじゃないかなあとか勝手に思ったのですが（いやもちろんとどちらかでもいいんですけど）なんとなくクリーオウってカミさんに懐いて服もダンナも借りたりして（笑）どっか行ったり遊んだりするんだろーなーとか思ったりなんだり。