我が塔に来たれ後継者
我が塔に来たれ後継者―魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 秋田禎信,草河遊也
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1996/04
- メディア: 文庫
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□オーフェンに対して、クリーオウとかレティシャとかアザリーとか女性陣が心の中でこうしてくれるといいとかこうあってくれるといいとか絶対言わずに思ってる通りに、ヤツが図らずもというかまんまと実際そうなったりしているのを見るにつけ、なんというか秋田さんてどーいう人なんかなーーーと思ってしまうわけですよ。こーいったことを女の書き手がやるのは当たり前ですが、女に対する支配でもなく、被害者でもなく、優しさでもなく、オーフェンであるが故にそうなるっていうのをなんでこんなに当たり前に男の人が書けるのだ? というかまちがいなく男の人が書いてる…というか男じゃないと書けない話なのに、なんだってこうも思い上がりとか勘違いとか親切なフリしてナルシーとかなんかそーいう男の人の臭みが抜けるのか?
□レティシャのなんかジメッとした所が好き。強くて美人で頭が良くてそれなりにいい人なのに何かそう思えないのはいついかなる時もまとっているこの湿り気のせいだな。情念てやつね。えーのう。
□なんかいろんな人たちを出して来て(急に出て来たのでもう覚えてませんゴメンハハハ)オーフェン、マジク、クリーオウにぶつけてそれぞれを立たせるというのは、なんかこう、これからの暗示なのかな。ちゃんと終わってるけど以下次号みたいな所もあるのでムーとかアーとか思うしかない。早く次読もう…。