彩雲国物語 白虹は天をめざす

彩雲国物語―白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―白虹は天をめざす (角川ビーンズ文庫)

おおっ、よかった、今回はちゃんと説明じゃなくてお話で展開しているぞ! 毎度の事ながら燕青大大ひいき(笑)蘇芳がえらくおいしいヤツだった。楸瑛ってスキキライ以前に全く関心がなかったのですが(だって何にもしないんだもん。だから前巻ナカナカ読む気が起きなかった…)ちょっとスキになりました。そーそーヘタレは何もせずにカッコつけていてはダメなのですよ、行動して玉砕してナンボですよ! 劉輝とお幸せに!!(笑)ああたのしい。十三姫は強い子ですね…。強すぎるけど情があるからスキです。それにつけてもそんなにあの2年が無駄無駄といままでの12冊をなかったことにせんでもいいだろうという気もしないでもないですが、まあそれも12冊があってのことでしょう。とても長かったですが楽しかった! あと紅男様万歳(笑)

うーん彩雲国ってハッキリ言って技量的な事はホントに世間様が言う通り高いものではないと思うんだけど、雪乃さんがよかれと思っている事とか、楽しいと思っている事とか、彩雲国でやろうとしていることが私は大好きなんだよなアア。他の足りない所とかうかつな所全部許しちゃうくらい。逆を言えば全て誰も文句が言えない位完璧になったとしても、「それ」がなければそんな文章は一文節も私には用のないものなのです。すげえ色々なことを言われたとしても(しかもそれはほぼ本当の事…)それにしがみついてくれているといいなあ。