カラクリ荘の異人たち 3

なめたら溶けてなくなっちゃう綿菓子のような、あると思えばあるような、ないと思えば一生気付かないような世界に包まれて、太一の心が善悪とか損得とかでなく、あるべき所へ漂うように動いて行くのが優しくていいなあと思った。
采菜さんがかわいいよな…。行動とか考え方とかも可愛いんだけど、人によってはうっとおしいとか思われてしまうのだろうが、太一にはこの子がいいんだよなあというのが感じられるのがかわいいのだよ。太一と父ちゃんと鈴子さんの家庭の話が個人的に思う所あってえぐえぐした。ちょっと優しすぎる。うう。