俺の妹がこんなに可愛いわけがない 3

とってもおもしろかったです。毎度言ってますが京介はほんとにいいヤツですね。色々軽口を言ってますが、他人の業績とか利益とかでなく、気持ちを感じる所あればなんとしてもそれに沿おうとする熱い心がなかなかかっこいいです。そんな京介氏とだな、ほやほやパヤパヤな麻奈実さんがなかよくしてたらそりゃーうれしいさ。毎度のことながら俺妹第二章は破壊力抜群だぜ…。自宅だとちょっぴり大胆な麻奈実さんがね! もうね! ゴロンゴロン。


そんな中ちょっと分が悪いのが桐乃さんだったかな〜と。うーんなんつーかそもそもスイーツとか渋谷系とかケータイ小説とか興味ないのですよすよ。理解せんでも生きて行けるし。つーかすっかりケータイ小説下火だし。全然関係ない人種の桐乃さんが私的に身近なオタクなことやってるから「ヘー」と思うのであって、一生懸命な気持ちは買うけどオタクもののよさを部外者に分かってほしいなんて露程も思わない私としては、ケータイ小説のためにそんなに? というのが正直な所なんだな(^^;;)あと、私はきょうだいモエな所ありますからなんだかんだ言って甘えてる桐乃さんの言いようはそれなりに楽しいんですけど、そうでない人は性的対象になりえないツンデレってどうなん?? ただの暴言妹なんでは…とかいらん心配をしてたりしました。しまいにゃ桐乃さん病気で寝てるあいだに全部終わってるしなァ。黒猫さんに全部持って行かれてしまった。ちょい不憫。


何かを作ることに関する話はへーと思って読みました。やるだけやってひらりとやめてしまう桐乃さんも才能なら、どんなにだめと言われても書き続けずにはいられないのもまた違う種類の才能なのでしょう。最近はヘタリアみたいな素人の遊びも商売になってしまうからどちらかといえば後者の方がいいのかもなんて思ってみたりしました。
短編集でコメディなターニングポイントなどという謎の次巻が楽しみすぎます。高坂家訪問! ほうもん!!(大興奮)