母は娘の人生を支配する 斎藤環 その1 (30半ばにしてやおいにハマる)


なるほどなーと思ったが、こういうことって団塊最盛期もしくはそれ以前の女性のようにそういうもんだと腹を決められればまだしも、今の団塊終わりかけの母親世代ってそれが薄々わかってて、正しい理屈で責められると人生を壊しちゃうおそれがあるんだよなあ。京極堂の憑き物おとしの落としっぱなしみたいな。今の娘って大概好きに生きてるし、また努力すれば生きられるしなァ。結局のところ娘が左から右へ受け流してあげるしかないのかもしんない。こういう論がある分まだ気持ちの整理がつくというか、対処のしようがあるしな。引くときは引き、引けないのなら押し、ダメなら流す。肝心なのはその線を相手に頼らず自分で考えた末に引けているかじゃないかな。他人を悪者にしないのも生きる知恵だと思うな。