太陽がいっぱい

美しいっていたたまれないことね…
いやーあのーとっても面白かったと思うんですけど、なんかこうアラン・ドロンの美貌が際立ちすぎてて、終始ムズムズガユーな感じになってて話どころじゃなかったよ…。皆知ってるか…。人間って整いすぎてる人間(特に男)見ると笑いがこみ上げて来るんだぜ…。服装がちょっと昔なのでそれが抜けになってるけど、いままさに旬って時期に見たら寝床まで意識について来るだろうなあ〜。スタアですな〜。
「若い男」ってなんでこんなことするかな!ってことまんまとやってポカンとしてるような、気性が乱暴かと思えばずるかったりして御しがたいんだけど憎めないような、そういう存在だったよなあとか思った。そのあやうい感じが、イタリアのうつくしい海と町並みと活気ある人々とアランドロンの掘ったような美貌できらきらしていた。車とか電車とかがむちゃくちゃかわいい。刑事さんが何気に着てる服がとってもかっこいい。


よくゲイの視点があると言われるので、気持ち的な所も深くやってるのかと思ってたら雰囲気だけだった。(見る人が見れば色々解釈があると思うけど)雰囲気だけでも十分いたたまれなかったけど…。ふざけて盲目なふりしてフィリップに触ろうとした時「ひぇああっ」とか言ってしまった…。なんかこう、アラン・ドロンってうつむいて目を伏せただけでシャレにならないんだよ〜(^^;)フィリップ、美しい婚約者と三人で狭い船の中でなんやかややってる時がいたたまれなさ最高潮。わたしがあのおなごでもこんな美しい男とだんなが自分をほっといて何かやってるのはイヤである。つーかあの娘かわいそうだったなー。あの子何にも悪いことしてないんだけど(^^;)なにしろ有名な映画なのでオチ知ってるのでまたいたたまれなかった…。
とにかく映画じゃなきゃ見れないものばかりでたのしかったです。美しいってすてきだ。ほう。