時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット

時載りリンネ! 3  ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川スニーカー文庫)

楽しかったけど、な、長かった〜。リンネが縦横無尽に動き回るのをこれでもかこれでもかと追っていたせいかとてもあっちこっち行ってきた感じがして、つ、疲れた〜。この無駄の多さが冗長ではなくちゃんと若さなのがえらい。小学生に振り回されるおばはん気分を味わったよ。ふっ。
ちょっと老けてるけど少年らしさにあふれた久高、元気いっぱいのリンネ、塔の中しか知らないけど好奇心旺盛なネリー、ねはん、長い年月を皺に刻んできたチアウエリ先生、ハルナ等々それぞれの人となりを作った時間を感じさせる語り口が豊かな語彙によって何層にも重ねられてお話の空気を作っているのがよかったですわ。