ソウルソードスーパースター
ソウルソードスーパースター〈上〉接触篇 (徳間デュアル文庫)
- 作者: 森橋ビンゴ,緒方剛志
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 単行本
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ソウルソードスーパースター〈下〉発動篇 (徳間デュアル文庫)
- 作者: 森橋ビンゴ,緒方剛志
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 単行本
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好きな所は、食べるもので人柄を表そうとしたり、顔を突き合わせることによってする反応によって人間関係を表そうとするところがよい。あと、ひねくれた物言いの奥の真面目な所をすごーくデリケートに書いてるところもいいな。キャラの立て方がすきです。
嫌いな所は、とにかく出て来る人がいちいち相手を追いつめて傷つけて悦ぶ人ばっかりでいちいちイライラしたことです…。ワタシSMはギャグだとしか思えないのでそーいう人って「なんだかんだ言って余裕があるんじゃねえか」としか思えないんだよね…。
あと、好きでも嫌いでもなく思ったのは、此よりは荒野読んだ時も思ったのだが、男の子ならこのお話の気持ちが動くきっかけとか理由がちゃんと沁みてもっと楽しめるのだろうなあーと。えーとなんつーの、よく「女性が書いた話だからキャラクターが死なない」的な言い方しません? そーいう印象ありません? あれってさー、キャラクターは自分の子供だから殺せないとかいう一面もあると思うのだが、そもそも女って物事の道理が死んでくれなくても分かるんだよな。身体が傷ついたり命を投げたりすることって別に何かの証にならないんだよなァ。むしろ生きて証を立ててくれないと困るっーか。男は女ほど図太くないから、そーいうやりとりに敏感なんでしょうな。ワタシは気持ちが近づいた人が死んだり傷ついたりしねえとわからんか? つーか傷ついてるんだからわかってもいいって所に落としとらんか? とかチラリと思ったりしてしまうのだ。でもそれはワタシの方が無作法な読者なのでありますよすよ。
あとーーこれはホントに個人的な気分なのだが、挿絵ないほうがいいな…。こういうもんなのかなあ? でもワタシはなんかいちいち萎えてしまった…。