俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2
- 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 文庫
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くわ〜〜
ぐわ〜〜
ひたすらに、ただひたすらに京介と麻奈実さんのバカバカバカップルぶりに床を転げ回っていたような気がする…。字面だけならよく考えなくても赤城君のいうとおりそりゃねーよって感じなのだが、京介のいい所は麻奈実さんとのひとときを決して当然とは思ってないんだよな。感謝って程空々しい事は言わないけど、どんなにいいものかはちゃんと知ってるという。甘えてるように見えて、最低限の所は清潔だから、天然でスキスキ言うたびにワタシは麻名実さんとともにメロメロでしたよ…。オオフー。
京介ってすげーニュートラルな割にドライじゃないというか、いいところでいい加減というか、なんだかんだいって人の気持ちがわかるいいヤツなんだやね。人間て逃げの意味だけじゃなく正しい事だけでできてるわけじゃないかんね。ヘタレな発言しながら、その辺のバランスがすげえ健全なのだなあ。
だからなんだかんだいって桐乃さんにもよかれと思って何かしてあげようとする様がお兄さんでねえー。いいなーとか思いました。良くしてくれた沙織さんたちに対してちゃんと返そうとするし、ムチャクチャなあやせさんの言い分にも彼女のいい所を基準に考えて説得しようとするし、人がわかってくれる事に感謝するし、自分のため自分のため言いつついつも誰かの気持ちのために動いてて、だからこそお話が動くたびとても楽しい気持ちになったり悲しい気持ちになったりしました。やっぱり主人公は性格が良かろうが悪かろうがヘタレだろうがなんだろうが、好きになれるヤツがいいですよ。いっしょにお話を追うに足りる人間がいいですよ。たのしかった!
楽しかった分個人的に思った事も書いとくかな。
やっぱりワタシはヤンデレはよくわかりません…。つーかあやせがヤンデレみたいな言動する意味ありました?(汗)あそこだけういてるっつーか、ゲームみたいに「自分」がゲーム中でアトラクション的に「遭遇する」ってんならありでしょうが、お話の中に突然出て来ると物語を壊すだけのよーな…。別にただ思い込みが激しい言い方だけで気持ちはわかると思うんだが…。うーん。まあ単に好かん。