伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党

伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)

伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)

無駄な利益になったり依存したりってのはいただけないと思いますが、人間の叡智以外のものの存在を信じ敬うことは大切だし知恵でもあると思うワタシは、妖精が見えて意志を通じることができる…というより彼らの世界と人間の世界の架け橋たろうとするリディアの姿勢が好ましくて読んでていい気分でした。あと妖精ネコのニコの軽妙な物言いとか存外頼りになる所とか楽しかったです。エドガーはあんまし好きなタイプじゃないのですが、いかにも女性らしい生命力のある、軽やかに何でも飛び越えてしまうような文章で読まされてしまいました。たのしかった!