ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。

ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。 (一迅社文庫アイリス こ 3-1)

ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを。 (一迅社文庫アイリス こ 3-1)

 こ れ は い い ! ! 
いやーんすてきーすばらしい! 大好き!!
よたついたヒヨコのようだったルナの心が、人(?)と触れあうたびにふわりふわりと咲いて、魔法を呼ぶダンスのステップに合わせて咲き狂って、最後は収まるべき所に収まってさわやかな余韻だけが残って大変よろしかった。アホの子ツンデレな元黒猫のノーチェとハードボイルドイエネズミのネズチュー(声は絶対藤原啓次だ)とか出て来る人も皆よかった。お話は色々な目的があろうが、やはり私は幸せになるために生まれてきた人の話が、健気に愛を求める愛するべき人の話が読みたいですよ。とても満たされました。


この人はネット小説の人なのね。wonder wonderful 読んだ時も思いましたが、小説に求められて小説書く人よりも、小説を求めて自分から書いて共有しようとする人のお話は優しいよね。居心地がよすぎて、挑んで来る作風のもの読めなくなっちゃいそうでなんか危険だわ(笑)