エトセトラ上等。

エトセトラ上等。 (MF文庫J)

エトセトラ上等。 (MF文庫J)

昨日感想を書いた「わたしを離さないで」を読んで「私が主人公たちの事情がわかるにつれ感じたことって、たとえば二百年寿命があって水と太陽の光だけで生きられる生物が私の寿命と生活の成り立ちを知ったら同じような哀れみを感じるのだろうなあ。逆を言えば私がそれを受け入れているように、主人公たちは知識や理解以前の身体の奥でそれを受け入れているということなんだよなあ…」とかいうようなことを思ってムー、とかウー、とか思ってしまったので(このお話の凄い所は、こんなにも救いがないのに涙とか笑いで読んだエネルギーを一切外に放出させてくれないまま最初から最後まで引っ張られてしまう所だ…)助けて欲しいなあと思ってこのエトセトラ上等。を読みましたです。まんまと気分が上がりました(単純)ありがとうー。どうにもならないことって絶対あるからこそ、私は正直さによって前に進むしか能のないこのシリーズを愛するのだなあー。柚子さんかわいかったにょー。