SH@PPLE 1

SH@PPLE〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

うっきゃっきゃーーーーっ! 楽しかったーーーっ!
好きなあの子に会うために、双子の姉と入れ替わって女子校へ飛び込む雪国君の冒険。見事なとりかえばや。男子向けのモエというより、昔の少女漫画にノリが近くて読みやすかった。
それにつけてもさー「いい人ばっかりのお話」ってさーこうあってほしい訳ですよ。邪魔な人がいないってことじゃなくてさー。悪い人がいないってことじゃなくてさー。みんな少しずついいところがあって、それを書き手の優しさと良心と「こうあってほしい」という気持ちが繋いでできているお話であってほしいわけですよ。なんかS・ザ・リッパーにもう数行割いてほしかったーというのがどこまでも惜しいのじゃが、ライトノベルだからできる可愛らしさと、軽やかなひたむきさと、優しさまんきつしたー。ほかほか。
発売当時やっぱり表紙絵で「ねえよー」と思って敬遠してたのですが、読み終わるとこの生クリームとアイスとチョコクリームがたっぷりかかったマシュマロみたいな絵がぴったりじゃのう。みんなかわいいよう。SECかっこかわいいぞ。芝目らぶ。