明日はマのつく風が吹く!

このお話の戦争反対とか暴力反対は、平成ガンダム(Vと∀は人間ドラマを目指してるから別)並にへなちょこ…いや、ヘタすりゃインパラ襲おうとしてるライオンに向かって「暴力反対!」って言ってるような時もあって、一作二作ならそれでいいけど長く続いた時作家としてアレ?と思ってしまった時が勝負だと思うのだが(書くことは読まないとできないものだから絶対来るはずだ)まるマはどーなんだろう。正直無理なことせんとただの陛下大好き物語であってほしいのだがどのようなものか。ヘタに成長して冒頭の何冊かが抹殺されるような展開は(何とは言わないが身近にいるよなそういう作品が…)ご勘弁願いたいが。起こる事件の悲惨さの度合いと、それを解決する良心とのバランスの取り方がかなりあやしいというか疑わしいというか、文字の力に無自覚なまま作家としての技能を力任せに振り回されてるような、刀の威力を知らない技能だけある侍に斬り掛かられるようにヒヤヒヤする時がある。まあ最低限ヴォルフラムは変わらないでくれればワタシはいいけども。