マルタ・サギーは探偵ですか?

何気に初野梨原花南
だらしないとかいいかげんとかどうとか以前の問題の高校生・丸太君がふとしたことから異世界のカード戦争にかかわって…という王道も王道なはじまりで、なんというか「自分で自分をだらしないとか面倒くさがりとか言って屁理屈で予防線張ってるようなダメダメ君って、人に揉まれない分他人の行動や性格は平気で見下したり引いたりする図々しさがあったりするよね〜というちょっと苦笑まじりな目線の皮肉ってちゃんと効くべき人に効くのかなあ?」とかなんとか思ってるうちにアレヨアレヨと人や場面が変わっていき、ページ数と読みやすさから考えたら結構な運動量がお話にあって、最初は「ああ、 ま た こういう奴か…」とか思ってた丸太君が最後はちゃんとそんなにキライではなくなってました。上手だなあ。野梨原さんてタイトルに「ちょー」とかついてて読まずに敬遠してたんですが、他の読んでみようかなあ。