プレーンソング

プレーンソング (中公文庫)

プレーンソング (中公文庫)

この小説を「何も起こらない話だ」と思う人はいいけど「何も起こらないからつまらない話だ」と思う人とは絶対友達になれないなとか思ったのですがそんなことはこの小説からワタシが受ける快楽に対して何の説明にもならないなあとか思ったりもしました。何それ。
特筆すべき事は何も起こらないし、出て来る人たちがやっていることに明確な答えは出ないし(というか言ったはしから実は答えは出ている…ような)、うっとりするようなときめきもないのに、空気の流れとか…エネルギー…って言いすぎかなあ、得体の知れないもの…っていうのはもう違いすぎるな、そういうものがとにかく止まる事がなく最初から最後まで満ち満ちていてすごい…という言葉もちがうんだよなあ…(何なんだ)まあとにかく好きだということです。あとアキラかわいい。