ご愁傷さま二ノ宮くん

なんかすげーーーずるい気もするがかわいかった。
どーにも月島兄がダイ嫌いなタイプなので(225〜228Pは胸くそ悪くて死にそうだった)続きを読むのがためらわれるのだが、この本を手に取った全員がそうであるように(断言)麗華様を愛してしまったのでついて行く事になりそうだ…。困ったな愛らしいなステキだな麗華様。完璧な容姿と能力を持ちながら、弱点に関しては迂闊で粗忽すぎる所がなんともお可愛らしい。皆に敬愛されてしかるべき。ラブリー。


そーいやダラダラーッとラノベ読んでてだんだんハッキリしてきたことがあるのだが、ワタシはとにかく「過去を切り札にされること」が異常に嫌いなんだよな…。トラウマとか、出生とか、病気とか「拒絶するだけで悪人になる」というフィクションの切り札にするには大層汚い札。過去の傷を持っている人が、それを現実で切り札にして優しくされたり大切にされるようになった人なんて見た事ないし、された所で当人には何の救いもないのだが、その辺の所をわかってて書いてるように見えない作品が多すぎる。ラノベ読んでる層が甘やかされてる学生だからという侮りがありゃあせんか。
このお話の最終的な切り札はまあ別にそこじゃないからいいんだけども、月島兄はな〜それを二ノ宮君の性格を見越して使った上に自分で畜生道とか言うんだよな〜きったねーー。ゴチャゴチャ言ってるけどちゃんとものを素直に頼めないだけじゃーーん。それも生い立ちと体質と妹のせい? いけすかねーー。