バレンタイン上等。

バレンタイン上等。 (MF文庫J)

バレンタイン上等。 (MF文庫J)

うおーー面白いーー大好きーーふぎゃーーーっ!
男の人と話したり、書いたものを読んだりしてて「俺はこういう環境じゃなきゃ(理解してくれる人がいれば・予算があれば・燃えるいい女がそばにいれば・いざとなったら)実はもっとすごいんだぜ」と思ってるんじゃないかなあという感じを受けることがあります。もしくはそれを励みにしているのかな? という。ワタシは腐っても女なのでそんなこたーないことを何の感慨もなくわかってるのですが、言ってもしゃあないことなので黙ってます。
このお話は前回のクリスマス上等同様、物語としてはまあーえげつない手を使って(笑)次から次へと主人公の鉄平に「いざとなったら」をぶつけて来る訳ですが、それが男の人本意のいざとなったらでも自己犠牲でもかっこつけでもなく、「その時」に叫ぶ言葉に捧げられている所がとてもスキ。こうみえて無力さよりも根性を、根性よりも勇気を、勇気よりも気持ちを大切にしてくれる所がとてもスキです。ふにゃー。