東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿

楽しかったというのがなんか悔しいが楽しんでしまった…。話自体は「正気かヨシキ!」「垣野内成美にいろんな涼子さんを描いてほしいだけなんじゃないかヨシキ!!」「ヨシキしっかり!」って感じだったが、容姿端麗才色兼備唯我独尊傍若無人警視な涼子さんと器用貧乏警部補の泉田君の関係がかわいくってなああ。ああ、田中さんの描く男女関係に萌えてしまうなんて年を取ったものだ…。なんかこう、ライトノベル読むようになって、ハンパな志で書けと言われて書いたあてずっぽうなイチかバチかツンデレという能書きのバカで無礼な娘ッ子(しかもつまらん過去と寂しがりやと可愛いというだけで全部許される理不尽)に散々心を痛めつけられた過去をもつ私としては涼子さんは大層スイートな人だった…。言うことは大きいけど二言目には泉田君泉田君だもんなあー。いちいちいちいち指差し確認するよーに泉田君に「あんたは私の(部下)!」とかやるしなあー。かわいいなー。ニコニコ。それに全く気付かず(気付かないようにしてるだけか)「ハイハイ」って感じでついていく泉田君がいいです。何気に有能なのもつぼです。
あと読んでて気付いたんだが、涼子さんって言ってること横柄だしえらそうなんだけど、侮辱するような迂闊な言葉は言わないんだよな。バカとか。ラノベツンデレもどきってやたら「あんたバカ?」って言うやん? もとは言わずもがな某アスカさんなんだろうが、元の100分の1の人生もキャラも描けないくせにそこだけ真似するからバカみたいなんだよなーとか思った。あっ東京ナイトメアの感想じゃなくてほとんど愚痴になっちゃった。とにかく涼子さんと泉田君もえです。モエって大事です。大事なんです。(わかったわかった)