封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ 4
- 作者: 霜島ケイ,也
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: 文庫
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おもしろかったー無常(無情じゃないよ)な世の中で、グログロな悪意や殺意を向けられながら人と人とが気持ちを寄せ合う暖かみをなにげに直球で描いてていいのう。愛とか情というより、皆境遇や環境に適応した上で人としてよかれと思って行動してるだけなんだけど、だからこそ強い縁になったり、絆が生まれているのがいいです。聖と弓生の関係がよかったな〜。こんなに強い縁がありながら、桐子とか志郎とか他繋がるものがあるのがいいなあー。
桐子さんは自分に厳しくて、事実強くて、その剛直さが生む脆さとかミもフタもなさがいいな。サディストに対する忌憚のない意見にちょっと膝を打ってしまった…。そうだよな〜SってMの人が然るべき反応をしてくれるから成り立つのであって、相手が対応してくれなかったらただの暴力バカだもんな…。Mと同じくらいSも相手に依存してるんだよなぁ〜(感心するのそこか?)
志郎と桐子さんの関係もよかったな〜。志郎の柳ような強さっていいな。も、絶対大丈夫という気がする。大丈夫じゃなくても悪い気持ちにはならないっつーか。
つづきが早く読みたいな〜。次は春? それまでにこんどはゆっくり再読しよう…。
ところで乙夜と真広の名前の意味の話してる時思ったのですが、あちきのHN「真宏れい」ってえっらくおめでたい名前ですね…。自分の願いを無意識に込めるって確かにあるなあ〜照れるぜ(日陰者)