□実家に顔だして来たよ
「どーん!」
「ハッハッハーマイ甥よーさっきから激突の衝撃がだんだんと容赦のない事になってるぞおー」


弟の息子がかわいかった。2才児の何が面白いって空気を全く読まない所がひたすらに面白い。歌いたい時に歌い走りたい時に走り抱きつきたい時に抱きつく。スバラシイ。でも私が帰るときは「フエー」とか泣いてくれたりして、成長もしていてグッときてしまったんだぜ。
親戚の集まりでは従兄弟ができちゃった入籍を果たし、上の弟のカミさんもお子を宿し、もろもろあって何もないのは私だけだったのですが(フッ)だから置いてかれるとかそういう事でなく、皆がちゃんとしてるから結構気楽な心持ちになれたというか、許されているというか、いや親兄弟にそんな事言ったらブン殴られると思うのだが(笑)家族ってありがたいもんです。


□オリンピックの顔と顔〜♪
なんでオリンピックって私が見てると負けるんだろう? 勝ったものって大概ニュースで知る。ムウー。見てない方がいいってことかなあー。柔道のすずきさんはちょっとビックリした。つーかあれはモンゴル相撲だよなあ…。協会の人たちが「柔道」と「jyudo」の違いを受け入れるかどうかがこれからの課題になるんだろうなあ…。フェンシングとかも日本人的にはヤッターだが白人からしたら「あれはbudo(武道)だ」的な違和感があんのかもしんない。体操の19の子がかわいかった。ビニールハウスの人(申し訳ないなあと思いつつも名前が覚えられない…)もすごかった。


□ムーウ
ぽにょの女の子とおっさん2人の映画の主題歌のPVみたいなやつ、テレビでふいにやってるの眺めてると心の底から震え上がるような気色悪い心持ちになるのは私だけなんだろーか? 小学生の時1人で帰り道を歩いてる時、スーッと車が一台寄って来たときのあの気分を思い出すんですが。ムー。


□読まなくていいです。
好きな人の気持ちがわかるのでタイトルは挙げないが、実家に帰る道すがら電車で読んでた期待してた本が合わなくって参った。
自分を慕ってくれる不遇な美少女・愛を誓いあったわけでもないのにヤキモチでビンタしてくれる近所の子・人生を引きずってくれる陰謀・自分の幸せで平凡な生活が壁の向こうの犠牲によってなり立っている予感(確信)
うーん少年の夢だね。この少年の夢が出しがちな臭みを良くできた文章と郷愁でかっこよく素敵にまとめてあって大人の男の人が泣いて喜べそうな仕上がりになってて、読めば読む程シラーッとなってしまったザマス。


ライトノベルって「ジュブナイル」か「18禁ギャルゲー」を基礎にしたものに分かれるよーな気がする。(他にもあると思うのだが、私の個人的な関心だとそーなる)ジュブナイルはまあなんだかんだ言って健全で前向きで人によっては少々分別臭かったりするもので、ギャルゲーは女の子とかエロがどうというより確信的な怠惰と箱庭的な世界を楽しむもの…だと思う。ワタシはなんとなく後者が苦手なんである。別にエロがヤダとかじゃなくて、「男子たるもの」とかそういうことじゃなくて、多分ワタシはエロスよりタナトスのニオイを感じるというか、それを確信でできた箱庭でやられるのがあんましスキじゃないというか、そういうことに女の都合のいい所(力の弱さとか精神の逞しさとか美しさ)だけ使うんじゃねえというか…。なんかそういう事を思うんだな。
ほんで、ギャルゲー的世界が好きでジュブナイル的な前向きさが苦手な人は「箱庭じゃない世界でホントヅラして空々しい事描くなよ」的な気分になるのかなと。
この気分分かってくれる人いるんだろうか(^^;)まあそんなにこの部分が重要な人っていないと思うが。