AURA 〜魔竜院光牙最後の戦い〜

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

とっても面白かったんだけど、上手なんだけど、よくできてるんだけど、きつ、かっ、た……。バタッ。
「学園ラブコメ」だっていうからそのつもりで挑んだのに〜。あのー甘い言葉で釣って「実はそういう話じゃないんだけど、そういう人にこそ読んで欲しい!」って戦法って上手く行くんですかね…。私は勘弁して欲しいんだが…。うう。
そんなに社会や親の期待にそわずに、かといって自分を傷つけてまで現実にしがみつくような事もなく、ひとりでノヘーと生きて来てしまった「別にいいじゃん魔法使いのまんまで」とか「クラスに馴染もうとするのもしないのも別に悪い事じゃないんじゃないの」とか「人に会わせて笑う事がそんなに醜い事か?」とか「こういう話って作家が良かれと思って書いて出版される頃にはもう手遅れになってんだよな」とか「ライトノベルって人を救う程傲慢なものじゃないからいいんじゃないかなァ」とか思ってしまうダメ人間なワタシは読んじゃいかんのだな。すいません。
…ん、いや、勝手に救われる人はいると思うけど、救うものじゃないってことよ。どう違うんだって言われても困るんだけど。自由なものっていうかさ…。