FLESH&BLOOD (5)(6)

FLESH & BLOOD〈5〉 (キャラ文庫)

FLESH & BLOOD〈5〉 (キャラ文庫)

FLESH&BLOOD(6) (キャラ文庫)

FLESH&BLOOD(6) (キャラ文庫)

俺たちの愛しいカイトが王宮の陰謀に足をすくわれてとらわれの身に! から始まって、まーずっとダレる事なくカンカンカン! と物事が起き、キャラクター達が行動して、一冊200P足らずとは思えないくらい色々な事が起こって文章が絶えず運動していて楽しかった! この世界のニーちゃんたちって、海賊だろーと軍人だろーと皆いい大人なのに露骨に嫉妬したり怒ったり愛を表したり誓ったりして、またそーいう幼稚と言うか原始的な感情がすげえ似合ってていいのねーん。当たり前のよーに男前だし(笑)景気いいな!
ナイジェルが大好きな私としては「ちょっとカイトもてすぎじゃありませんこと!」とか思ってしまうのですが、思いを遂げてしまうナイジェルも違うだろうと思うのでこのままでいいや(ヒドイ)このままでと言えば、ビセンテってよくよく考えるとカイトと一緒にいたのってジェフリー達に比べたらほんの一瞬だと思うんですが、よくもまああここまで思い込むものだなああーなんか笑うとこでもないのに笑ってしまったじゃないか。こ、これがスペインッ子か! ラテンの血ってやつね!
エリザベス女王とカイトの個人的な会話がちょっとじーんとした。この辺の事をちゃんと勉強してる人から見たら鼻で笑われるのかもしれないが、こういうこと書けちゃうのも「物語を書こう!」と決意した作家だけの特権だよね。ええ話や。