我が呼び声に応えよ獣
我が呼び声に応えよ獣―魔術士オーフェンはぐれ旅 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 秋田禎信,草河遊也
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1994/05
- メディア: 文庫
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愚か者はいるけど(物語の都合のための)ダメなバカはいない。そんなものにもり上げてもらわなくても、自分の人生を立てるためにオーフェンは自らオーフェン(孤児)と名乗るのです。自分がそうであるために、乱暴な言葉の裏で他人の大切な事を無視しないし、また自分が受け入れられない事があるからこそ、他人が受け入れないことを諦めはしないけれど拒絶はしない主人公。そーいうのが押し付けがましくなく全くあたりまえにやり取りされてる話って、最近は当たり前じゃないような気がする。んですがね。
クリーオウとかこういうの特有のケンケンうるさい娘かと勝手に思ってたら、結構気持ちのいい良い子でうれしかった。オーフェンもいいなあ。また会いたい兄ちゃんって感じ。