時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

時載りリンネ!〈1〉はじまりの本 (角川スニーカー文庫)

さ、さ、才能あんな〜〜!! 面白かった!
200万字の文字を読む事で1秒時間が止められる時載りの力を持つ女の子のお話なんだけど、物語の始まりの始まりはその力によってでなく、彼女のはつらつとした言葉からだった。世界を止める力を設定しながら、あくまで個々の世界が存在していて、主人公その仲間達ができるのはそこを駆け抜けることだけなのがよいです。こういう世界だからこそ、物語が終わった後「少しだけ世界が輝いて見える」のですよ。